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水曜日, 11月 09, 2005

Services for UNIX

今更ですが、Services for UNIX(以下SFU)。 WindowsとUNIXを共存させ、両者を同時に使ってしまおうという代物で、マイクロソフトのサイトより無償ダウンロードできます。

WindowsとUNIXが同時に動くというと、VirtualPCやVMwareのようなエミュレータを思い浮かべる方も多いかと思いますが、SFUは若干違います。 VirtualPCやVMwareのようなエミュレータでは「Windows上で動いている仮想PCの中でUNIXが動く」という感じですが、SFUの場合は「Windowsとは別にUNIXが動いている」という状況となります。

なぜ、このような事が可能なのでしょうか? 非常に簡単な説明で正確な理解には不適切な内容ですが、Windows9xではPC上でWindowsというOSが動いていましたが、WindowsNTではPC上でNTカーネルというモノが動き、その上でWindowsエミュレータみたいなモノが動いているような感じになっています。

かつてのWindowsNTでは、Windowsのアプリケーションだけではなく、OS/2のアプリケーションも動きました。これはOS/2エミュレータのようなモノがNTカーネル上のプロセスのようなモノとして動いていた為です。 SFUも同じような方法でWindowsマシン上に共存してしまおうというモノです。 このような手法はWindows以外にもTRON上で動くRTLinuxなどでも行われている事です。 また、SFUと同じように、WindowsとLinuxを共存させるcoLinuxというモノもあります。

SFUとcoLinuxと聞いて、「どっちも同じようなモノじゃないか?」と思われた方もいらっしゃるかと思います。どちらも似たようなものですが、coLinuxについては「現行のLinuxとWindowsを共存させよう」という趣旨のモノです。対してSFUは「今では管理職になってしまった世代の人々が若い頃に作り、いまだ現役のシステムを、保守パーツの入手も大変だろうから、Windowsマシンで手軽にリプレイスしませんか?」という趣旨のモノです。 このため、SFUでは標準コマンド類からライブラリまで、徹底して4.3BSDなどが主流だった時代にあわせた、非常に古い作りとなっています。

「そんな古くさいモノなんて現代人には必要ないんじゃないか?」と思うかもしれませんが、地味に現代人にも便利な機能があったりします。 それはNetwork File Systemが使えるという事です。そう、今でもUNIX系OSではバリバリ使われている、あのNFSです。Windows上で使えるNFSサーバー/クライアントと言うと今までもありましたが、有償/無償を問わずに微妙な製品ばかりでした。それらの中で、このSFUのNFSは結構良くできているほうなのです。しかもWindowsからSFUというUNIX環境を、さほど気にすることもなく設定することが可能なのです。

WindowsとLinuxや*BSD、Solarisなどが混在する環境というのは、今日さほど珍しい事ではなくなっていると思います。そんな環境では、SambaやNFSサーバーなどをモリモリ搭載し万能を目指したファイルサーバーを1つ用意している所も多いかと思いますが、皆がNFSを使えれば、そんな苦労も必要ありませんね。

SFUというモノは、今現在、普通にUNIXとして使うには微妙かもしれませんが、こんな使い方などもできたりしますので、遊び半分で、一度インストールしてみてはいがかでしょうか?

posted by Xune @ 21:04   links to this post 0 comments

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